久しぶりにローカル線（２両編成）に飛び乗ると、３人の熟女が距離を置いておしゃれ談義に花を咲かせていた。
私とほぼ同じ年齢の彼女たちは、大都会の人たちに負けないステキなファッションだった。
豹柄のブルゾンに黒いプリーツスカート、ミントグリーンのハーフコートに大きなバラ模様のフレアースカート、シルバーグレーのキルティングコートから、黒白のギンガムチェックのパンツがのぞいている…と各々の個性が輝いていた。
「おしゃれな人と付き合うと着こなしが上手になれる」と、かつて繊研新聞社編集部に籍を置かれていたＫ・Ｗ女史に教えていただいた。
また、「高価な食器は、眺めていないで毎日使ってこそ、その値打ちがわかる。１日に美しいものを３回見ると、美意識が高まる」と、メンズ関連の要職だった方からも諭していただいた。
糸偏の世界に入ってから節目ごとに、先輩の方々から美意識やセンスについて教えて頂いた。
ボディフィッターやスタイリングの仕事に出向くときは、責任感のある装いに努めているが、売場の庭師（ＶＭＤの改善指導・作業）としてリテールサポートに伺うときには、現場に見合った動きやすい服を着ていく。
衣料業界を見渡すと、おしゃれ人が沢山おられるが、私自身はずーッと、デザイナーの「桂由美」先生が着こなされているアイデンティティーのあるお姿のファンだ。･･･(以下略)･･･(全文は、12/15の繊研新聞紙上を！)
繊研新聞12月15日 ＦＢ連続小講座『ボディ＆スタイリングフィッター 令和版』連載第12回は、『アイデンティティーが薫るおしゃれ人』
第1回 9月15日 『フィッター「ＫＡＺＡＧＩ」をプロデュース』
第2回 9月29日 『３Ｄ計測＋美意識とバランス感覚』
第3回 10月6日 『着る人をフィーチャーさせるシャツ』
第4回10月13日『モチベーションを高めるスカーフ』
第5回10月20日『服でジョイフル･パワフル･カラフルに！』
第6回10月27日『勇気を縫いこんだ淑女のドレス』
第7回11月10日『いとおしい ファブリック』
第8回11月17日『着手のボディーに伴走する服』
第9回11月24日『パンツスタイルが映える人』
第10回12月1日『ここ一番のジャケット』
第11回12月8日『風土と街・町で際立つコート』
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